Zero / Otoemon-ayahiro SUMI
ライナー・ノート#01
- Response / レスポンス / 5:11
偶然に見つけたチェロのスケッチ。じっと見つめ頭で鳴らしていた所、一つのアイデアがひらめく。旋律自体が持ち合わせていた魅力にとりつかれたかの如く、そのまま何も考えずただひたすらに音を書き、同時にレコーディングを行いながら、1時間ほどで作り上げた。スケッチの重要性は、備忘録目的ではなく、音の持つ魅力の保持にある。それを思い知らされた。 - Zero / ゼロ / 5:58
美術作品のために書き上げた曲。漆黒で、不思議なラインを持つその作品は、美しさそのもの。そして恐ろしいまでの緊張感と解放感が同時に存在している。それらの感覚を全身で捉え、一度きりの即興レコーディングを行うことにより、その緊張感と解放感を表現する事を思いつく。ピアノを弾き終えた後、緊張感からの解放からか、手が震えていた。以前お聞きした、利休の茶会のお話を思い出した。
Otoemon-ayahiro SUMI
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